私たちは、仙台堀川公園の近隣住民・江東区民をはじめ、2010年に名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に江東区とともに参加した「生物多様性チーム江東」や、江東区が養成している「ネイチャーリーダー」、「エコリーダー」、江東区が主催する「江東区CIGサポート会議」のメンバーでもあるほか、これまで、そして現在も江東区の事業に関わり、より良い江東区を目指してきた団体・個人を主体としています。
今回の計画が掲げる「防災」「快適」「交通安全」については、当然のこととして理解しています。
しかし、整備計画の「防災」「快適」「交通安全」の捉え方や計画の策定手法、整備計画案(修正案も含め)は、区民・利用者への周知不足をはじめ、基本的な利用調査などが行われていないなど、多くの不備があります。
さらに、修正案でも、川を埋め、半分以上の樹木を伐採するなど、「仙台堀川公園」の歴史的背景や「区民の森」としてやっと豊な緑になり、緑陰で憩い・散策できるようになった「仙台堀川公園の価値」を理解していないものとなっています。
老朽化した施設などは、本来、日常管理で常に快適に利用できるようにしておくものです。また、整備計画で示された歩行者と自転車の安全確保は、ゾーン分けで対応でき、電線の地中化も、狭いとする道路を更に狭くする方法を用いる必要はありません。もっと、有効な改善方法がたくさんあります。
私たちは、特定の政治団体や宗教団体ではありません。今回の整備計画が「仙台堀川公園」の価値を損なうものではなく、より価値を高めるものであって欲しいと願って、現計画の見直し・反対を行っています。
ぜひ、ご理解とご協力をお願いいたします。